本日のデータ
日付 6月28(土) 天気曇り雨
旅日数393日目 体調元気
寝床神川キャンプ場 現在地
移動 鹿児島新港→映画館→桜島→大根占→神川キャンプ場

走行距離68.82km 総走行距離9805.1km
走行時間4;29 平均速度15.3km/h

最後の?贅沢
 6時半起床。うーん良く寝た。フェリーが着くのは8時だ。それまで暫く、トイレを済ましたり、歯を磨いて時間を過ごす。 フェリーは一時間遅れで出航したのに、ちゃんと最初の予定通り8時に到着した。てっきり鹿児島新港に着くかと思ったら新港の方に着いた。ここで皆と分かれる。 それそれ旅立つのだ。毛利衛さん似のライダーはこれから始めての北海道に向けて北上するらしいので北海道のオススメポイントを伝授しておいた。 ちょっと前までは自分は聞く方だったのに、最近は教えるほうになる事が多い。ちょっと旅の先輩になった気分だ。ただ、自転車ではバイクに比べて圧倒的に走れる距離が違うので、情報は少ない。北海道に2ヶ月も居たのに、知ってるのは殆どが海岸線だけだからなー。
 鹿児島は予想通り梅雨の影響で小雨が降ったり止んだりの天気だ。自分はこれから桜島フェリーで桜島に渡り、佐多岬を目指す。センセイは直ぐに屋久島には戻らず、ここでマトリックスリローテッド(だっけ?)を見て、バイクのメンテナンスをして、カプセルホテルに泊まって明日のフェリーで屋久島に戻るらしい。センセイと握手をして「また何時か屋久島で会いましょう」と行って分かれた。あ〜〜〜〜屋久島行きてぇー。屋久島から強力な引力を感じる。気を抜くと8時半のフェリー屋久島2に乗船しかねないので気を付けて桜島フェリーターミナルへ。すると、雨が結構強くなってきた。うーん。これじゃ桜島に行っても動けないな。と思いセンセイに電話。センセイは既に映画館に行っていた。噂によるとマトリックスは長蛇の列だそうでかなり並ばないと見れないらしい。今日は土曜日なので尚更混んでるのだろうと思ったが、センセイに聞いてみると全然混んでないらしい。ならば自分も見たい。 マトリックスの最初の映画は大好きでDVDまで持ってる。あの世界観は面白い。 この旅最後の贅沢だと自分に言い聞かせて行くことにした。センセイに場所を聞いて行ったが迷った。9時半から上映なので映画館を発見したのが9時35分。どうしようか。でも最初に宣伝が何分か流れるからまだ間に合うと思って、先ずは自転車の置き場探し。繁華街はイタズラされそうで怖い。映画館のあるアーケード街を出て少し行くと公園があった。そこでは草野球の試合が行われていてある程度人の目があるから盗まれたりしないだろうと思って自転車を置く。鍵をかけて、自転車カバーまでかけて映画館へ向かった。行って、受付のオネーチャンに9時半のマトリックスはもう本編始まってる?と聞くと2分だけ始まってると言うので、2分ならいいやとチケットを買って入った。後ろの方の開いてる席を見つけて座って見る。(これから見る人が居るだろうから映画の事は一切書きません)
 映画が終わってセンセイと出会った。自分が間に合ったとは思って無かったらしく、驚いてた。 2時間半の映画だったので終わった頃はもうお昼。一緒にマックに行って昼食。映画のの事やら、今後の旅の事をあれやこれや話す。センセイは7月の9日からカナダのユーコン川をカヌーで下る為に旅立つ。凄く羨ましい。自分も行ってみたい憧れの地だ。大自然をみながらゆっくりゆっくり川を下り、たまに釣りをしたりして。あぁーいいなー。
 マクドナルドを出て今度こそ本当のお別れだ。「じゃぁまた」と分かれた。公園に置いて置いた自転車が少し心配だったが行ってみると無事だった。草野球の試合もまだやっていた。桜島フェリーターミナルに行く。さっき行ったときに発券所が見あたらなかったので警備員さんに聞くと、桜島で払うシステムらしい。さっそく自転車を積み込んでフェリーに乗る。桜島フェリーは一日何便出てるか知らないが、24時間、深夜でも船が出ている。昼間なら15分に一本位の割合で出ているので便利だ。値段も自転車は250円と格安。島の人の足となっている。自転車の特権で一番乗りしたが、乗って7分後には出航した。頻繁に出てるから待ち時間が殆ど無いのも嬉しい。桜島までは13分。あっと言う間だ。フェリーを下りる。天気はいまだぐずついてる。先ずはフェリーターミナルの直ぐ近くにあるAーコープに行く。ここにあるコインランドリーは野宿に最適だと職旅のYOSHさんに聞いていたのでここに泊まる積もりはないが行ってみた。おぉー24時間開いてるし、ドアも閉まるし、畳みもあるしA−コープで買い物出来るし確かにいい環境だ。今が17時とかだったら間違いなくここで寝ていただろう。だけどまだ13時過ぎ。天気が悪くてあまり走りたくないけど先を目指す。ちなみに、コインランドリーに泊まるのに抵抗がある人は、「恐竜公園」(桜島側のターミナルの出口に道路標識があるからすぐ分かるハズ)も旅人御用達の公園だ。サッシが閉まる東屋があるらしい。きっと桜島の噴煙から逃げる為のものなのだろう。
 R224で雲を被った桜島を見ながら走る。あっちこっちに噴煙シェルターみたいなものがある。工事現場にも、折り畳み式の噴煙シェルターが設置されているのには驚いた。5人位入れそうな簡素なシェルターが2つ並んであった。ちなみに街灯は桜島大根をかたどった 街灯だ。R224からR220に入る。急に凄い向かい風になった。(坊主頭を隠してる)帽子が飛んだ。帽子を拾って向かい風に逆らって進む。つらい。更にアップダウンも追加。雨も追加。おーおーいきなり洗礼か?ここで桜島の灰でも降られた日にゃ目も当てられない。曇ってはいるがアップダウン+強い向かい風で汗をかく。雨で濡れる。風で少し乾く。この顔を伝ってくる液体は汗なのか雨なのか?と思いながら走る。中途半端な雨なのでレインコートを着る気にならない。雨が激しくなったら、本屋や、商店でジュースを飲んだりして雨宿り。雨は止んでも風はずっと向かい風で大して走ってないのにかなり疲れた。なんとか今日のキャンプ地の神川キャンプ場に到着。夏場は5〜600円なのだが今は管理人さんも居なく無料。 トイレを出たら、掃除してるオバーチャンが居たので話しかけると、何処でも好きなところにテント張りなさい。風が強いから炊事棟の中でも管理棟の軒下もで何処でもいいよ。と行ってくれた。この人が管理人さんなのか知らないけど、お言葉に甘えて、風をバッチリ防いでくれる管理棟の軒下にテントを張った。風が変わらない限り、雨が降ってもフライシート無しで寝れそうだ。
 近所の売店でビールを買う。自分の自転車を見たらしく、「今日はキャンプ場に泊まるの?」と気さくに話しかけてくれた。少し話をして、近所の銭湯も教えて貰ってキャンプ場に戻る。昨日フェリーの中でシャワーを浴びたからまだ風呂はいいや。戻るとさっきの掃除してたオバチャン居た。挨拶すると。なんと自分の為にオニギリを作って持ってきてくれた。凄い親切な人だ。感激した。全然大したものじゃ無いけど とか言われたけど、自分には凄く大したものです。本当に有り難う御座いますm(_"_)m
ビールを飲みながら日記を書く、明日は天気が宜しく無さそうだ。携帯の予報によると雨のち晴れ。 うーむ。明日佐多岬に行こうと思ってるのだけど。まぁ、岬の近くの大泊まりという所にキャンプ場があるからそこに泊まって佐多岬に行こう。佐多岬は自転車では行けない有料道路。前は、有料道路の営業が終わった夜に忍び込もうと思っていたが、波照間に行ったので、そんな違法までして行こうとは思わなくなった。金は掛かるけどバスで行くか、歩いて海岸沿い(昔BーPALに乗っていた行き方)を行くか考えよう。ちなみに、自分は佐多岬ロードパークを牛耳ってる イ○サキコーポ○ーションは嫌いである。佐多岬を自転車乗りにも解放すべきだ。北海道の宗谷岬からここを目指して来たチャリダーを蹴散らすな。昔テレビで取り上げられていた自転車で日本縦断した小学生は普通に自転車で佐多岬まで行っていたぞ。金か?テレビの力か?まったく!!屋久島でもそこの会社は結構嫌われてるしな。一円たりともお金をその会社に落としたくないという気持ちもある。でも、最南端到達証明書も欲しいんだよなぁー。。。







桜島フェリー

キャンプ地&日記書き途中の風景