本日のデータ
日付 6月27(金) 天気晴れ
旅日数392日目 体調元気
寝床わかなつおきなわフェリーの中 現在地
移動 那覇新港(安謝港)→わかなつおきなわで鹿児島本港へ

走行距離0km 総走行距離9736.2km
走行時間0:00 平均速度0km/h

バイバイ八沖縄
 7時起床。雑魚寝の部屋で、いまいちよく寝れなかった気がする。那覇新港に到着するのは8時半の予定だったが 船長が頑張ってくれたようで7時半頃に到着した。一旦降りるが、またこの船に乗って鹿児島へ行く。途中で梅雨前線を追い越すのだろうな。 自転車も下ろしてフェリーターミナルで暫くマッタリする。鹿児島行きのフェリーは12時出発の予定だ。乗船券が買えるのは10時半から。 うーん中途半端だ。
 結局フェリーターミナルで小説(連鎖 真保裕一著)を読んでいたら意外と早く時間が過ぎて、いつの間にか10時半を過ぎていた。 センセイと乗船手続きをする。琉球海運の鹿児島ー那覇間はバイクの人の場合ライダー割引というのがある。センセイはバイクで来ているのだが、センセイは1万3千円ちょっと。 自分は1万5千円ちょっとだった。負けた。バイクに負けるなんて納得行かないぞー!しかも、50ccのバイクの場合(センセイも)人だけで乗るよりもバイクを積んだ方がほんの僅かではあるが安い。うーん。 でもそうゆうサービスがあるから沖縄に旅に出やすいんだろうな。ここは怒らずにいつかバイクで来てライダー割引を使ってやると思うのだった。
 自転車で近所のコンビニに行ってビールとチュウハイとパンとジューチュを買う。今日の晩御飯だ。フェリ−の中は物価が高いのだ。それと暇つぶしに漫画(鳥山明○作劇場ー改ー)も買う。12時間以上の船旅。そうゆう物もあると快適だ。11時15分から積み込みが出来るというので15分になって、積み込む。乗る船は石垣から乗って来た船と同じ、わかなつおきなわという船だ。今回通された部屋は畳み敷きの部屋だった。5人部屋で意外と広くて悠々寝れる。石垣から乗った時はジュータン敷き部屋で、10人が寝れる部屋だがかなり狭かった。女の人も居たから結構気を使った。今回は男ばかりの部屋(というか、石垣から来た時よりもずっと人数が減って二等和室には女性は居ない)なのでラクだ。毛利衛さん似のライダーの人は、知り合いのお墓参りに行くと行ってフェリーターミナルを出たが、出航時間の5分前にギリギリ乗ってきた。「いやーギリギリセーヒフだったよー」とか行っていたが、荷物の積み卸しの影響で出航時間が1時間伸びて13時になって、怒っていた。「急ぐ必要無かったよー」と。
 13時出航。海を見ると白波が立っていて結構海は荒れているが、流石長距離フェリーは大きくて殆ど揺れない。快適な航海だ。テレビを見たり、他の旅人と話をしたり。この船には乗ってる人の殆どが若い人で殆どが旅人だ。気軽に話が出来て嬉しい。こうやって見ると旅人も少しは世間の役に立ってるんだなと思う。
 17時頃、ビールを一本買って冷たいビールで喉を潤して、夕飯のパンを食べながら那覇で買って温くなったビールとチュウハイで酔う。こんなクーラーの利いた部屋でビール飲んで酔えるなんて幸せぇーとか思いながら酔っていた。次にこんな幸せな酔い方が出来るのは何時だろう?
 19時半頃、日没の時間だ。甲板に出て綺麗な夕日を撮ろうと思うも、水平線上に雲があって綺麗な夕日は見れなかった。だが、少し赤く染まったスジ雲も結構綺麗だった。センセイも夕日を見に来ていた。夕日が沈む頃、センセイがコカリナという笛を吹いて思い思いに演奏してくれた。それを聞きながら夕日を見るのも結構良かった。自分も楽器が出来ればなーと思ってしまう。
 夕日が沈み、売店でウロウロしてると、雑誌どれでも100円でいいよーと言われ、思わず2冊(こち亀・ミナミの帝王)を買ってしまった。石垣から持ってきた本と、那覇で買った本と、フェリーの中で買った本を読みまくり、23時過ぎに眠った。
 さて、明日は鹿児島だ。天気も心配だが、これからまた毎日のように走る辛く厳しく、楽しい日が続く。楽しみだが身の引き締まる思いだ。ここまで来て事故したり、自転車を盗まれたりしないよう気を付けないと。絶対ゴールをしないとな。自分の為に。