本日のデータ
日付 6月13日(金) 天気晴れのち曇り時々雨
旅日数378日目 体調元気
寝床南風見田キャンプ場 現在地沖縄県竹富町
(西表島)
移動 フサキ→離島桟橋→西表島(大原港)→やすみ屋→南風見田キャンプ場

走行距離14.78km 総走行距離9715,3km
走行時間0:52 平均速度17.1km/h

西表へ
 朝、6時起床。天気は曇り。予報でも曇り。なんとか今日出発出来そうだ。昨日の予報では雨だったのだが、天気予報は参考にしかならない。
昨日のうちに出発の準備はしておいたので準備は殆ど終わっていた。荷物の泡波は持っていって割れたりしたら嫌だからフサキに置かせてもらう事にした。誰も盗んだりなんかしないだろう。
パンを朝食に食べて、8時に出発。桟橋に着いて、乗船手続きをする。9時30分の出航時間まで30分以上あったので桟橋をウロウロする。桟橋周辺はリゾートな観光客が沢山だ。離島に渡る高速船も格好良くてリゾート雰囲気によく合う。一方、自分の乗るフェリーは漁船の様だ。リゾートの雰囲気なんて微塵も感じられない。 等と思いながら歩いていた。桟橋近くのカメラ屋さんで水中カメラを見たら、27枚撮り5メートル防水で2000円。高いなと思ったら隣の店で27枚撮り10メートル防水で1500円だった。妙にお買い得な気がして購入。
 フェリーの出航時間になったので自転車を積み込んで乗船。この西表行きの漁船の様な船、かりゆし には自分の他に二人のライダーが乗っていた。一人は宇宙飛行士の毛利衛さんに似た人。この人は話をしてみるとイイカンジの人だった。もう一人は自分と同い年位の人、250ccのバイクなのだが、50ccと申告して安い料金でこのフェリーに乗ったらしい。なら50ccのバイクで旅しろよと説教したくなった。話をしたら悪い人じゃ無さそうだったが、島の人の大らかさを逆手に取って騙す様な事をする人は嫌いだ。
 この船は殆ど貨物船って感じで、人の居る場所が無い。唯一座れる場所は1.7メートル四方の正方形の台だけ。なんとか日陰になるからそこで寝転がった。いつの間にか眠ったらしく、西表に到着まであと20分程だった。フェリーの航海時間は約2時間なので1時間半位眠ってたようだ。
 西表(いりおもて)島の大原港に近づくと見覚えのある人影が。センセイが出迎えに来てくれていたのだった。 フェリーから下りてお礼を言うと、カワムーも来てくれていた。再会を喜ぶ。 お昼ご飯を近所の食堂で食べようという事になった。自分、センセイ、カワムー、そして、センセイと同じキャンプ場に泊まってるサトウ君の4人で近所の やすみ屋 という食堂に1.5キロ程走って行った。
サトウ君を見たときから何処かで会ったことがある気がしてならなかった。彼の乗ってるカブも見覚えがある。一生懸命に考えていたら思い出した。去年の6月下旬、青森の大間から北海道に行くときに同じフェリーに乗っていた人だった。その事をサトウ君に聞くと、やはりそうだった。彼も自分のことを思い出してくれた。まさかこんな所で会えるなんて嬉しい。ここでもまた凄い偶然だ。なんか面白いぞ。
ゴーヤチャンプル定食を食べた。ボリュームもなかなかあって美味しかった。昼食後、キャンプ場を目指す。キャンプ場まで約7キロの距離だが意外とアップダウンがあって疲れた。自分もセンセイと同じ南風見田(はいみだ)キャンプ場に泊まって、そこを拠点に遊ぶ事にした。
 南風見田キャンプ場は出来たばかりのキャンプ場でまだあまり知名度は無い。泊まってる客も、自分、センセイサトウ君と、その他にチャリダーのオオツキ君という人の4人だけだ。カワムーはキャンプ場の近くだが、キャンプ場では無い場所でキャンプしている。キャンプ場は電気が全くなく、夜は真っ暗、蛇口はあるが、出る水は川の水、シャワーは冷水の川の水、木が少なく日陰になる場所が少ないというちょっと不便なキャンプ場だ。この設備で400円はちと高いな。
 一等地の日陰になる場所が空いていたのでそこにテントを張って、一段落したら、シュノーケリングセットをもって南風見田の浜へ。キャンプ場から綺麗な浜まで徒歩3分で、泳ぐには最高の場所だ。 南風見田の浜のちょっと奥に行くとボーラ浜になるのだが、南風見田の浜とボーラ浜の間にリーフの隙間がある。そこで泳ぐのが手軽らしいのでそこで泳ぐ。リーフの向こう側は波がちょっと高いからリーフの向こうに行くのはちょっと怖いし、たとえ波が穏やかでもリーフは広大なので向こうに行くだけで疲れてしまうので、ここの裂け目は丁度いい。魚が沢山泳いでいて楽しくシュノーケリング出来たが、水が濁っていたのが残念だった。大潮なので濁ってるらしい。泳いでいたらスイジ貝を発見。この貝は、 石垣でも波照間でも夜光貝と共に探していた貝だ。竹富町の町貝にも指定されている貝で、魔除けになると言われている。沖縄では家の軒先にこの貝を飾ってる家もある。綺麗な形で、いい大きさのスイジ貝を見つけられて嬉しかった。海にあがって、暫く休憩してからキャンプ場に戻った。 シャワーを浴びて着替えて、カワムーとオオツキ君が釣ったり突いたりした魚を塩焼きにしたり、酒蒸しにしたりしてたべて、浜に出て酒を飲んだ。星は見えないものの、風が気持ちよかった。 22時頃まで飲んで眠る。
スイジ貝は中身を取り出して洗ってお土産に持って帰ろう。