本日のデータ
日付 6月10日(火) 天気曇り時々晴れ
旅日数375日目 体調元気
寝床民宿たましろ 現在地沖縄県竹富町
(波照間島)
移動 フサキ→離島桟橋→波照間島→たましろ→日本最南端の碑→たましろ

走行距離16.13km 総走行距離9694.2km
走行時間2:15 平均速度7.1km/h

日本最南端
 昨日は20時には眠った。
朝6時起床。朝食に食パンを食べて波照間へ出発の準備をする。準備と言っても昨日殆どやっていたので大したことは無い。 波照間では民宿に泊まるのでテントやシュラフ、ガスコンロ、食材等はここの宿に置かせて貰ったので荷物はかなり少なくなった。無料で荷物を置かせて貰えるのは嬉しい。
 準備を終えて、7時半頃出発。
 8時頃離島桟橋に到着。予約の時に電話で言われたのでフェリーに乗る前に たましろ に電話でこれからフェリーに乗ると連絡し、続きをしてフェリーに乗り込む。フェリーの出航時間は9時だ。高速船だと1時間で到着するがフェリー(貨物船)だから2時間かかる。波照間に到着するのは11時の予定だ。 時間通り9時にフェリー出航。甲板に出て離れゆく石垣島を見ていたら、突然見覚えのある顔が。 なんと、とまり木で3月か4月に出会ったオクさんだった。彼も3日前に石垣に来ていて今日のフェリーで波照間に行くのだった。凄い偶然だ。久々の再会を喜び合った。こんなフェリーの中で知り合いと出会うと航海中に話が出来るので嬉しい。話をしてると近くに居たライダーさんが話しかけて来た。ん?この人の顔にも見覚えがあった。北海道から帰った時に青森の薬研野営場で出た会った人だった。「薬研で出会いましたよね?」と聞くと彼も自分の事を思い出したらくし再会を分かち合う。なんだこの偶然のオンパレードは。三人で波照間に着くまで話をしたかったが、この船は結構揺れた。皆だんだん口数が少なくなってきた。与那国のフェリーで慣れたのか自分は全然大丈夫だった。
 フェリーは少し遅れて11時15分頃に波照間島に到着した。フェリーターミナルにたましろ の車が止まっていたので声を掛けると今日の昼御飯をサービスで出してくれるというので、車の後をノコノコ付いていって たましろに 行った。オクさんと薬研で出会った人は適当に民宿を探すと言うのでここでお別れだ。オクさんは西表にも来ると言うので、自分が行く予定のキャンプ場を伝えておいたので西表でも出会えるかもしれない。
 たましろ に到着して、六畳の二人部屋の相部屋に通されて、お昼ご飯を待つ。部屋は普通の民家って感じ。綺麗では無いがこじんまりしてて落ち着く部屋だ。昼食を出す準備があるので13時頃になるというので待つ。お昼ご飯が貰えるなら1時間でも2時間でもおやすいご用で待ちます はい。 待ってたらオクさんが来た、結局他に泊まる民宿が無く、ここに来たらしい。オーナーが気を使ってオクさんと自分の相部屋にしてくれた。知ってる人との相部屋だと気を使わなくていいからラクだ。少し待って、昼食が出来たというので食堂に行く。出てきた量に驚く。ここの民宿はご飯の量が凄いと言うのが有名でその事を旅をしてて何人にも聞いていた。北海道でもここの宿の事を聞いた程だ。だからここに来たのだが、サービスで出してくれる昼食までもがこんな量とは驚く。ご飯は丼に山盛り、味噌汁も丼に入っている。おかずも沢山。かなりお腹が減っていたのがだ、やっとの思いで完食した。オクさんは食いきらなかった。昼食を食いきって暫く動けず、15分頃部屋で二人で倒れていた。それから二人で日本最南端の碑の場所へ行こうと出発した。オクさんは、バイクで来ているのだが、石垣にバイクを置いてるので足はない。ここの民宿で自転車の貸し出しもしてるがちょっと高いので歩いて行く事とする。自分は最南端の碑の前で自転車と写真を撮るべく自転車も持っていく。オクさんと話をしながら歩く速度に合わせてゆっくり自転車を漕ぐ。暫くして最南端の地、高那崎に到着。ついに来た。これで日本最端の4つを踏んだ。自分的には記念すべき日だ。とりあえず写真を撮った。この瞬間、自分は誰よりも南に居るんだなと感慨に耽った。ま、ここは有人島で最南端の場所であって、無人島ではもっともっと南にコンクリートで固められた小さな島があるのだけど、そこに行くのは先ず不可能だ。ここに来れただけで十分満足だ。後は九州の佐多岬に行けば「端」巡りは満足だ。
 波照間島には「幻の泡盛」という泡波という酒がある。別に特別に美味しいという訳ではなく、作る本数が少なくて希少価値があるというだけなのだから値段は600mlで650円と高くはないしかし、石垣では5000円で売られ、関東に行けば8000円を越えると言う。その酒が、運が良ければ波照間島に5つだけある売店で買えるかもしれないらしいので、最南端の帰りに5つの売店全てに顔を出したが売っていなかった。ただ、一つの売店には100mlの泡波が置いてあった100mlで300円なので割高だから買わなかった。 5000円や8000円もする物が650円だから欲しいのだ。
宿に戻って風呂に入る。二人くらいまでなら入れるのでオクさんと入った。風呂から出ると、外の食堂で酒を飲んでる人が。ここの宿は夕飯の時、お酒も出してくれる。自分もご馳走になる。そのお酒はなんと泡波だった。あれ程探して見つからなかったのに。どうやら、売店等にはなかなか出回らないが、民宿や地元の人なら手に入る秘密のルートがあるらしかった。泡波を頂く。うーん。癖もなく美味しいが、やはり5000円も8000円も出しては絶対買いたくない。泡波を頂いてると夕食が来た。今日のメニューは炊き込みご飯に、アーサー汁に、魚のフライに、ジーマミー豆腐などなど。量も凄い。ご飯は丼やまもり、アーサー汁も丼に並々。でもこのメニューが一番楽なメニューらしい。昼食もガッツリ食べて、大して運動してなかったしあまりお腹は減ってなかったのでこの量をやっつけるのは無理か?と思ったが、どれも美味しく。完食した。アーサー汁は始めて食べたが凄く美味しかった。食事を終えて暫く皆と話をする。今日は曇りなのが星空観測タワーに行って南十字星を見に行くツアーがあった。ここの民宿のオーナーが有償で送迎してくれる。今日行っても曇ってるから南十字星は絶対見れない ので自分は行かなかった。曇ってるから見えないが、時期的にももうかなり難しいらしい。ま、見れたら見たいと思っている程度なので。見れなくてもいいんだけど。
 ウラ情報で今日、ある売店に泡波が20時頃入荷するという情報が入った。普通の値段で買えるなら買いたいと思って4人で売店に歩いて行く。3人は、自分とオクさんと、その情報主。1人は女性で、この人が面白い。波照間に何をしに来たかと聞いたら泡波を飲みにきたと言い切った。西表で女の子らしく星の砂を集めようか、波照間で幻の泡盛の泡波を飲もうか悩んで波照間に来たとの事。そこまで泡波が飲みたいのかとこの宿の一同驚いたのだ。ちなみにこの人、星空観測ツアーも蹴って泡波を選んだ。売店に着いたが、まだ入荷していない。閉店の21時まで待とうとなって、4人と、たましろ の常連の友達や他の宿の人とトランプをする。へんなメンバーだが面白い。ひたすら大貧民をやっていた。結局閉店時間になっても泡波は入荷されず、22時までトランプをして帰って眠る事にした。この宿の消灯は11時。12時少し前に眠りについた。
 うむ、なかなか楽しいぞ波照間。明日は北浜(ニシハマ)でシュノーケリングだ。頑張ろう!
PS。波照間島はJ−PHONは何処も繋がらないので日記の更新は無理。日本中あっちこっち行くならやっぱドコモが強いなと思う時が良くある。







日本最西端の碑オクさんと

たましろの夕飯&泡波