本日のデータ | ||||
日付 | 5月22日(木) | 天気 | 曇り時々晴れ | |
旅日数 | 356日目 | 体調 | 元気 | |
寝床 | 奥農村公園 | 現在地 | 沖縄県県国頭村 | |
移動 | 新里公民館→道の駅おおぎみ→道の駅国頭→辺戸岬→奥農村公園 | |||
走行距離 | 75.96km | 総走行距離 | 9249.7km | |
走行時間 | 5:07 | 平均速度 | 14.8km/h |
深夜の訪問者 |
夜、海ぶどう のコリコリした触感とカラムーチョの辛みをツマミにオリオンビールを飲んで寝た。結局テントを張って眠った。ムカデも怖いけどハブも怖いから。フェリーの中で1時間ほど
昼寝をしてしまったのがいけなかったのか、久々の野宿で興奮していたのか、なかなか寝付けなかった。
暑さもあったのかもしれない。シュラフを上に掛けて眠った。12時頃には眠りに着けたと思う。
深夜、遠くで声が聞こえる「・・・・さん」ん? 「おにーさん」目が覚めた。出入り口を網戸にしていたので外が見える。そこに誰かが立っている。服装から警察官だと直ぐに分かった。「こんな所で眠っちゃダメだよ」
と。さらに目が覚めた。見回りに来た警察官に見つかってしまったのだった。時間を見ると深夜3時丁度だった。聞くところによると、なんと運が悪い事に、昨日ここの公民館に泥棒が入って警備体制を強化中だとの事。区長さんに話をちゃんと付けないとダメだよ。
とまと言われる。他人の土地では無く、公共の場所にあえてテントを張ったのだが(当たり前だが)それでもダメなようである。「ここの区長さんはいい人だから言えば絶対断らないだろうけど。」とも言っていた。
とりあえず免許証の提示を求められて素直に渡す。パトカーに戻って免許証の確認をしている。おそらく捜索願が出てないか(家出人ではないか)とかを調べているのだろう。確認が終わり、自分が清廉潔白なのが確認出来たらしく、「今日はここにこのまま泊まっていいけから」と言ってくれてた。この深夜に立ち退きを求められたらかなりキツかったのでホっとした。この直ぐ近くの備瀬の海岸には良く旅人がテントを張ってると教えてくれた。
そこは水道もトイレも、シャワーもあってここよりずっとマシだよと。うーん、近くは通ったのだけど気づかなかった残念。身長と携帯電話の番号を聞かれて解放された。あぁーびっくりした。と、再び眠る。 沖縄に着いて始めての野宿で職務質問なんて前途多難だ。 朝、6時起床。よく寝た。食パン3枚を食べて出発の準備だ。自分のテントは何処か穴があいてるのだろうか? 夜中に何匹かの蚊に刺されて痒くて何度か起きた。寝る前に5匹位退治したのに。。。 7時ちょっと過ぎに出発。まずはトイレ探しだ。3キロ走った所にローソーンがあった。こんな有名なコンビニ見るのも久しぶりだ。すかさず寄って用を足す。ちょっとジュースも買って朝食の足しにする。 昨日、一昨日は殆ど走ってないから今日から旅再会って感じだ。果たして今までの様な距離を走れるのだろうか?前までとは違い、ゆっくりペースで走る。前後のキャリアがボキボキなのであまり衝撃を与えると壊れてしまいそうで怖い。でもそんなペースが沖縄では丁度いい気がした。暑いしね。R505とR58を走る。入り江になった海沿いの道だ。入り江になってる分、波が穏やかで水の色が綺麗だ。幸いアップダウンがあまり無くゆっくりペースだが、思った以上に距離が伸びる。途中、道の駅が2つあったので寄る。南の方にある道の駅おおぎみ はパイナップルが100円とかで売っていて南国らしさを醸し出していた。北の方にある道の駅国頭は綺麗な道の駅で今が夕方だったら喜んでここを野宿ポイントと決めただろう。だがまだお昼にもなってないので先に進む。 歩道と車道を分けている所に木が植えてあるのだが、その木も南国チックだ。木によってはパイナップルの様な実を付けている。食べれないのかなとさわってみたがメチャクチャ堅くてとても食べれそうもない。残念。 辺戸岬を目指す沖縄本島最北の岬だ。地図で見てみるともうこんな所まで来てしまったのかと驚いた。沖縄って狭い。 岬までの道は緩い上り坂がある。体力がダウンしてる自分にはかなりキツかった。なんとか到着。別に何て事無い岬だ。かなり汗をかいてしまったので水を補給しようとトイレに行くが、ここの水は飲めないよと売店のおばちゃんが親切に教えてくれた。サンキュー。危なく飲むところだった。何処か別の所で補給しよう。まだ余裕があるから。辺戸岬を後にして奥という集落を目指す。もうかなり疲れてきたのでまだ13時過ぎだが野宿出来そうな場所があったらもう決めてしまおうと思い、公園等を探しながら走った。この時間で疲れるなんてやっぱり体力はかなり落ちてるようだ。頑張らなくては。奥という集落に向かってる時は結構辛い上り坂があった。汗をダラダラ流しながら登も、結局疲れて足を着いてしまった。14時近いと言うのにまだ昼食を食べて無かったのでスニッカーズを頬張って進んだ。なんとか奥という集落に到着。もう疲れた。 この先の集落まではまだだいぶあるから絶対にこの集落のどこかに泊まると決めた。海岸の砂浜も悪くはないが狭い。綺麗な芝生があったが、それは私有地の様だ。ウロウロしてたらゲートボール場を発見。ココに決めた。15時前だったがまぁいいや。日記でも書こうかと思ったら、ゲートボール場に薪(お湯を湧かすのに使うらしい)を持ってきた人が居たのでここでテントを張ってもいいかと聞くと、ここは朝の4時半からゲートボールが始まるから隣の公園でにしなさいと言われた。隣には「奥農村公園」があった。水もトイレもある。屋根もある場所もあるのでそこにテントを張る事に決めた。 直ぐ近くに共同売店があってそこでビールを飲んで今日は早く寝よう。もう眠い。 沖縄には「共同売店」ってのが各集落にあるようだ。大して大きな売店ではないがいい雰囲気を醸し出している。 食料品から生活雑貨までいろいろあるので重宝する。自分は途中にあった共同売店で香取線香と歯磨き粉を買った。なかなか使える。奥にある共同売店は18時までなのでそれまでに買い物を済ませないと。 明日の道のりは今日よりも辛そう。頑張るぞ。そろそろ宮古か石垣に行くフェリーのスケジュールを調べないとな。 |
辺戸岬からの景色1 |
辺戸岬からの景色2 |