本日のデータ
日付 5月20日(火) 天気曇りのち晴れ
旅日数354日目 体調元気
寝床大島運輸フェリー・ニューあかつき 現在地鹿児島県の海上
移動 とまり木→フェリーターミナル→鹿児島本港→鹿児島新港→あかつき

走行距離14キロ位km 総走行距離9168.1km
走行時間0:00 平均速度0.0km/h

さらば屋久島とまり木 (T^T)
 とまり木178泊(丁度6ヶ月)で卒業。
 6時起床。目覚ましをつけてもいないのに起きた。3時間しか寝てないが妙にスッキリしてる。 ついにこの日が来たか。ゆっくりダラダラ出来る日ももう終わりだ。朝からちょっと気の引き締まる気持ちだ。 最初この旅を出る時と似た感情の気がする。いままでの生活を失うのは嫌だがこれからの旅が楽しみであると共に身の引き締まる思いだ。
 2,3ヶ月しか居ない積もりだったのに6ヶ月も居てしまった。それだけに屋久島は面白いし、とまり木は居心地が良い。皆いい人達ばかりだし。 振り返ってみると縄文杉に行ったのはずっと昔に感じられるがあっと言う間に6ヶ月経った。長いようで短かったな。それだけ楽しかったという事。 まだまだ行きたい場所は沢山あるがそこは次来たときの楽しみに取っておこう。
 起きてからそそくさと出発の準備にとりかかる。8時頃から始めて準備が完了したのは11時過ぎ。3時間以上を費やしてしまった。 要らない物などは共有のコーナーに置いたり、ナカさんにあげたりした。前からテントの前で育てていた「クワズイモ」(観賞用植物。1500円位するが、屋久島では何処でも生えてる。サトイモの葉に似てるがこれは毒があって食べれない)もナカさんに 託した。枯らすんじゃ無いぞー。「クワモ」って名前まで付けて札まで作ったんっだから。全てをなんとかバックに詰め込んだ。もう必要の無さそうな冬服やらインナーシュラフ や流木など、大量の荷物を実家に着払いで(^^;送る。結構な金額になるだろう。御免なさい。お土産も入ってるから 許してちょ。
 出発前に野菜ジュースを一気に飲む。考えてみると起きてから何も口にしてなかった。昼食を作る準備も無いし。ニーサンやネーサンと写真を撮って、とまり木カメラでも出発前に写真を撮って貰う。この写真はいずれテレビにある部屋にあるアルバムに貼られるのだろう。また来ることがあったら見るのが楽しみだ。
 皆にお別れを言ってフェリーターミナルへ走る。久々にフル装備の自転車を漕ぐ。ふらついたりはしなかったが さすがに重い。疲れた。途中でサイクルコンピュータのセンサー部分がスポークに当たたるトラブルが。いくら直しても すぐにまた当たってしまうので仕方なくセンサーをずらした。これで速度等の計測は出来なくなったがフェリーに間に合わなくなるよりはマシだ。
 なんとかフェリーターミナルに到着。疲れた。ニーサンや、モーさん、ナカさん、コマちゃん、ユイくんが見送りに来てくれた。嬉しいが悲しい。一人一人と握手をして乗船した。 船が出航して手を振る。みんなも手を振ってくれる。もう泣くのを堪えて見えなくなるまで手を振っていた。
屋久島は第二の故郷となった気がする。
船を乗ってると急に寂しくなった。それと共に不安が出てきた。これからまた寝る場所に困る旅になるのだ。 船にいる間ずっと、寂しさと不安な気持ちが入り交じったキモチだった。
 今日は鹿児島に泊まって、明日フェリーで沖縄、または与論島に出ようと思っていた。このフェリーが鹿児島本港に着くのが17時20分。沖縄行きのフェリーが出向するのは鹿児島新港から18時。本港と新港はそれ程離れてないが船が着いてから降りるまで少し時間が掛かるし、新港の場所も良く知らないので諦めていた。 自転車を載せるともっと前に手続きしないとならない可能性もあるし。しかし、船の船内放送で鹿児島港に着くのが17時15分という放送が。フェリーが遅れる事は良くあるが、早く着くなんて珍しい。もしかしたら沖縄行きに乗れるかも。ハラハラしながら到着、そしてちょっと無理を言って早く自転車を出させて貰う。結局着いたのが 17時20分で降りれたのが17時30分頃だっただろう。もう間に合わないと思ったが希望を捨てずひいたすら新港にむけて走った。看板を頼りに。 何とか新港に到着。何人かの人に大島運輸の場所を聞いて、発見所へ。走り寄って「自転車なんですけど今からでも乗れますか?」と聞くと、なんとOKだった。よかったー。汗をダラダラ流しながら手続きをする。自転車のお金は別の所で払うのだが時間がないので到着してから払うこととなった。なんとか自転車を積み込み、乗船できた。行き先は咄嗟に本部と書いた。深い理由はなく与論よりも沖縄本島に行きたかったから。はぁー。18時出航のこの「ニューあかつき」という船は16時30分に沖縄本島にある本部に着く。那覇で降りるよりも900円安かったので本部にした。 6500トンの船で流石に屋久島行きのフェリー屋久島2よりも大きいし揺れないし、音も煩くない。今日は波もおとなしいので揺れは更に少ないようだ。残金を確認したら5000円しかない。沖縄着いたら早めにお金下ろさないと。自転車の料金(2520円)も後から払わなければならないのでちとキツイ。
 フェリーの中を探検。フェリーの中の売店は屋久島のフェリーよりも充実してない。物価も3〜40円も高い。 風呂があったのでフェリーの中で始めて風呂に入った。湯船はあったが湯は無く、シャワーだけだったがサッパリした。22時頃までボーと海を見ていて眠った。雑魚寝の部屋だが久々の布団で気持ちよい。
 
今日はサイクルコンピュータの調子が悪くて不正確です。