本日のデータ | ||||
日付 | 11月19日(火) | 天気 | 曇りのち晴れ | |
旅日数 | 172日目 | 体調 | 元気 | |
寝床 | セントラルパーク指宿 | 現在地 | 鹿児島県指宿市 | |
移動 | 金峰町ー枕崎市ー頴娃(えい)町ー指宿(いぶすき)町ー砂湯ーセントラルパーク | |||
走行距離 | 76.01km | 総走行距離 | 8993.5km | |
走行時間 | 5:29 | 平均速度 | 15.1km/h |
不安解消! |
昨日は18時になり休憩所を丁重に追い出され休憩所の裏にテントを張る。昼間は風が強かったのだが日が沈むと
パタリと止んだ。しかし昨日よりは寒い。21時には眠った。 朝6時起床。うーん寒い。夜中も何度も寒さで目が覚めた。寝袋に入ったまま朝食を食べ、シュラフ2号君を畳み、 マットを畳み、最後にシュラフ1号を出て畳む。かなり寒いが今日天気は晴れで、最高気温は18度だそうだから 日が出れば暖かくなるだろう。防寒にレインコートの上を着て手袋をはめて7:30頃出発。 いきなりアップダウンだ。あれほど寒かったのに直ぐに暑くなった。10分も漕がずにレインコートと手袋を脱ぐ。 日も出てきて快調に走る。ただ後ろのタイヤの調子が昨日以上に悪い。走ってるとガクンガクンと衝撃が来る。 スピードを出すとその衝撃でハンドルがフラフラする。いよいよヤバくなってきた。 枕崎に10時頃到着して交番へ。自転車屋さんを聞きたかったのだがパトロール中とかで不在。仕方なく枕崎駅の観光案内所まで行き自転車屋さんを聞く。 直ぐ近くにあった。行って「26×1.5のタイヤありませんか?」と聞くが、「1.5なんか無いなー。」と。いつもの対応。 いま使ってるタイヤはもうかなりヤバい。チューブが昨日以上に飛び出している。無いならなにか応急措置とか出来ないかと食い下がる。 すると電話したり在庫を見てくれたりして調べてくれた。すると、26×2.0のマウンテンバイク用のブロックタイヤならある と言われた。ブロック体やはゴツゴツしてて抵抗が大きく重くなってしまうのだが背に腹は代えられない。それにしますと言って 取り付けてみる。が、タイヤが泥除けに当たって走れたものではない。うーんどうしよう。取り寄せすれば早ければ今日の夕方に届くとの事。 鹿児島市まで行っても絶対直せるかどうかは分からない、それ以前に鹿児島市まで辿り着けない可能性もある。 迷いに迷って、近くに野宿出来そうな公園があるか聞いたら、ある と言われたので取り寄せて貰う事にした。屋久島入りが一日延びただけだ。大した事は無い。 そう腹をくくったのだが、在庫を探していた別のオッチャンが「26×1.75があった」と言って持ってきてくれた。タイヤもブロックタイヤではないのでこれなら何とか成りそうだ。 早速取り付け。バッチリだ。タイヤの太さがちょっと変わってしまったがこれでまた暫く走れる。良かった。ここで解決出来て本当に良かった。 オッチャンにお礼を言って出発。自転車屋さんに居たのは1時間ちょっとだった。枕崎からR226で開聞町を目指す。アップダウンが多いが途中から開聞岳のシルエットが見えてくるそれが段々と大きくハッキリ見えて くるのが嬉しくて軽快に走れた。海からせり出した様に突き出ている開聞岳の形は凄く綺麗だ。薩摩富士と呼ばれるらしいがそれも頷ける。 開聞岳を背にして走り続け指宿市へ。ここから県道238に入る。指宿温泉の砂風呂に入るためだ。ここは九州に入る頃から楽しみにしていた。 鹿児島市に直行しないで枕崎を廻って来たのはこの砂風呂の為だと言っても過言ではない。早速タオル二号君を引き連れ入る。値段は900円と高いが 全然問題ない。いい思い出のために払う。素っ裸になって浴衣を着て海岸へ。そこの海岸にある粗末な東屋のような所で生き埋めにされるワケだ。 その海岸の海水から湯気が上がっていたので足を入れると暖かい。天然の温水プールならぬ温泉海だ。干潮になると85度のお湯が噴き出すそうだ。 そして生き埋めになるべく砂湯へ。ワガママを言って空が見える海側に生き埋めされる。浴衣のまま砂の上に仰向けに寝て頭にタオルを巻きスコップで ワッサワッサと砂を掛けられる。お!おぉー暖かい。そして重い。いい気持ちだ。そして写真を撮って貰う。 普通10〜15分で汗が噴き出すと言う。自分も10分を過ぎてから汗が出てきた。15分もすれば汗が流れる程になった。 この砂には何人分の汗が染み込んでいるのだろうと思いながら耐える。殆ど身動き出来ないからちょっとストレスが溜まるな。 20分程でそろそろ出ようかなと思ってると「お兄ちゃんもっと掛けてあげる」とオバチャンが更にワッサワッサと砂を掛ける。 ああ、そうかい? んじゃもうちょっと。・・・しかし重いな。息苦しいぞ。頑張ったが暑さと重さで25分でギブアップ。 砂から出ると浴衣が汗でビッショリだった。思っていた以上に汗が出ていた。その後温泉に入って砂と垢を洗い流す。 久々に体を洗えてサッパリした。少し休憩所でマッタリしてると16:30になっていた。そろそろ出て野宿ポイントを探さないとと思って 出発。フラフラ走ってるとセントラルパーク指宿という看板を発見。パークという言葉は付いているが公園っぽくないな、 住宅団地とかにありがちな名前だと思い、行く積もりは無かったのだが自分の行く道の直ぐ脇にあったので嫌でも目に付く。 すると、綺麗な芝の大きな公園だった。綺麗なトイレも東屋もある。速攻ここに決めた。直ぐ前のスーパーで明日の朝御飯(あんパン5個100円 安い!!)を買う。 そしてコンビニでビールを買って公園に戻る。 17時を過ぎて俄然寒くなる。昼間暖かくても夜も暖かいとは限らない。暗くなってそそくさと東屋の中にテントを張って テントの中で日記を書いている。ラジオによると この辺は霜注意報が出ているらしい。死なないように寝よう。 明日は鹿児島市まで行って明後日はいよいよ屋久島だな。明日はどこかの公園に寝よう。フェリーターミナルが24時間開いてればそこで寝るのだがどうだろう? 今日の走行距離はサイクルメーター通りかな? |
開聞岳 |
指宿温泉 砂蒸しの湯 で蒸されるオイラ |