本日のデータ
日付8月22日(木) 天気晴れ
旅日数83日目 体調良好
寝床アルトル岬キャンプ場 現在地北海道伊達町
移動 ポロト自然休養林キャンプ場ー登別ーフンベ温泉ー倶多楽湖ー地獄谷ー室蘭ー地球岬ーアルトリ岬キャンプ場

走行距離123.65km 総走行距離4781.7km
走行時間07:39 平均速度16.1km/h

坂のオンパレード
 朝、5:30起用。寝不足だ。何故かというと昨日近くのキャンパーが深夜1時頃まで大騒ぎしていたのだ。 大きな声で歌ったり笑ったり。正直キレそうだった。。。騒いでる人たちは楽しいだろうが、こっちはいい迷惑だった。
 眠い目を擦りながら撤収して7:10頃出発。今日は温泉で有名な登別へ行く。登別と言えば入浴剤で(自分の中で)有名な 登別カルルスだ。もちろん登別にはカルルス温泉もあるが、他にも幾つかある。せっかく登別に行ったのだから何処でも良いから 温泉に入りたいと思っていた。何処に入ろうか悩んでいたのだが今朝、函館のも〜 さんから、登別駅の近くに無料の フンベ温泉という温泉があると言う情報をメールでくれた。よし、そこへ行こう。場所も丁度いい場所にあるし無料なら尚更いい。
 R36で登別方面へ。以外と近かった。8:40頃駅前に到着。早速聞いた温泉を探すが見つからない。近くに居た地元の人に聞いた。 「フンベ温泉って何処だか分かりますか?」すると、「フンベ温泉?」と分からない様子。「無料の温泉がこの辺りにあるって聞いたんですけど」 と言うと、「あぁ、あの掘建て小屋の温泉か」と、場所を詳しく教えてくれた。お礼を言って向かう。フンベ温泉が掘建て小屋だという事は も〜さんの メールで知っていた。結構そうゆう温泉は好きだ。地元の人がよく入りに来るような温泉はなんか暖かみがある気がする。 言われた通りに行って温泉に行く道の前に到着。そこからは少しだけ歩いて温泉まで行く。しかし、そこの道の前にも 温泉を示す看板のような物は全くないのだ。これじゃ知らないと絶対に分からない。もーさんは、どうやって知ったのだろう? きっと地元の人に聞いたのだろう。自力で見つけるのは先ず無理だ。自転車を道の前に置いて温泉へ向かう。 歩いていると温泉から出てきたと思われる人が来た。挨拶をすると、「いま女の人が入ってるよ。」と言われた。 「ホントですか?」とやや喜んで聞き返すと「みんなババアだけどね。」との事。「あ、そうですか、そりゃ楽しみだ」と言い、 意気消沈して温泉へ向かう。2分程で掘建て小屋が現れた。中にはいるとちゃんと更衣室もある温泉だった。綺麗ではないケド。 素早く服を脱ぎ去り、浴室へ。さっき言われた通り女の人が2人と、お爺さんが3人入っていた。それだけでこの温泉は満員状態だった。 ちょっと無理矢理湯に浸かる。あぁ、極楽じゃ。しかし、湯量が少ない。頭を洗いながら、お湯はいつもこの位なんですか? と聞くと、さっき湯を抜いて洗ったからまだ溜まって無いとの事。なんだ、残念。それを機に少し話をする。「ここに来たの初めてなの?よくここが分かったね」 と驚いた様子。「人に聞いて来たんですよ」と言ったら納得したようだった。頭だけ洗って温泉を出た。30分も入っていなかったと思う。先を急がなければならないのだ。 登別駅から北へ向かい、倶多楽湖を目指す。倶多楽湖までの道のりは結構キツかった。狭い道で勾配も急で大汗をかいて登り切る。倶多楽湖はとても綺麗な水で 湖の底が良く見える。売店の人曰く、透明度は摩周湖についで2番目だという事。綺麗なわけだ。天気も良いし、いい思い出になった。倶多楽湖を後にして 地獄谷と、登別温泉街へ行く。行くと言うよりは、通り道にあるのだが。地獄谷はなかなか雄大な景色だった。 山の頂上からは、飛行機の音の様にゴーと煙が吹き出ている。風に乗って偶にイオウの臭いがする。羅臼の熊ノ湯の湯を飲んだときと、 箱根の大湧谷を思い出した。 登別温泉街はなかなか賑わっていたが、もう風呂には入ったので通過。道道2号へ出た。ここから下れば倶多楽湖へ行くときに登った道に行くのだが、 敢えて登る。倶多楽湖までも、その後にも上り坂が多くてかなり疲れていたのだが。目指すは 新登別大橋 だ。 ツーリングマップルに、「川から橋までの落差120メートル。下を覗くには勇気がいる」と書かれていたからだ。 1キロ程頑張って登り、道道782へ。直ぐにその橋があった。橋の中央に行き、下を覗く。おぉ〜凄い高さだ。高所恐怖症の人は怖いだろう。ここでバンジージャンプをやっていたら 儲かるのでは?と思う。その道道を走って幌別へ。途中、日本工学院北海道専門学校があった。羽幌からR36に 再び出て、室蘭を目指す。まだ午前中なのにもうかなり疲れてしまった。室蘭ね向かってる時に道路掲示板に 「気温24℃」と表示されていた。もしかしたら北海道に入って最高気温かもしれない。
 室蘭へ向かってる途中で、コンビニに寄って昼食。久しぶりにセイコーマートでないコンビニで買い物をした。 室蘭市街へ入る。室蘭は岬の様に海に突き出ている。室蘭の先端の方から白鳥大橋という橋が架かっていて、 海を跨いで国道に戻れるのだがその橋は自転車は通行出来ないのだ。ムカつくが仕方ない。なので、室蘭には行かない 積もりだったのだが、室蘭には、地球岬という場所があるのだ。その名称が気に入って、是非行ってみたい と思ってしまった のだから行くしかない。きっと往復10キロ位だろうとおもい、ちょっと寄り道する気持ちで行った。しかし、重いとは裏腹に、 標識によると、地球岬まで8.5キロだそうだ。片道でだから往復で17キロ。まぁ仕方ない。行くと決めたんだから行くとしよう。 ちょっとアップダウンがあって疲れる。しかし、そのアップダウンは序章でしかなかった。地球岬まで1.5キロという表示が出た辺り から坂は急になり、しまいには下るのが怖い程の坂になった。ギアを落として汗を垂らして必死に登る。こんなにキツいと知ってたら 地球岬に行こうとは思わなかったかもしれない。多分、この旅を出発して以来2番目のキツイい坂だ。ちなみに一番は、 出発して2日目のキャンプ場の前の坂だ(今だったらラクに登れるのかもしれないが)。やっとの思いで到着。 駐車場のおじさんに「お疲れさん、ここまでは、ゆるくないねー」(北海道の人は大変とか、辛いを「ゆるくない」と言う人も居る。 あと、「捨てる」を「なげる」とも言う」)と言われた。本当にお疲れだ。ちょっと世間話をして、岬へ。天気が良いので 水平線までよく見える。想像していたよりもいい景色で嬉しかった。大汗かいてここまで来た甲斐があった。 岬で休憩して、国道へ戻る。同じ道を走るのは嫌なので、道道919を走って戻る。来たときは町中を走ったのだが この道道は山の峰を沿う様にある。アップダウンが多くてちょっとこの道を選んだことに後悔したが山の上からは 室蘭の様子がよく見れた。室蘭は山に囲まれた所だ。山の斜面にも沢山の家が建っている。海の方は大きな工場が 立ち並んでいる。きっとその工場群が室蘭を豊かにしたのだろう。道道919を走ってる時に22%の勾配の道を発見。 始めて見る標識だ。今までは12%が最高だった。ちょっと道道から外れるが登ってみた。おぉーキツい。 地球岬に行く時に登った坂と殆ど同じ感じだった。 道道を下り、国道に出る。フォ−マックというホームセンターがあったので 寄ってみた。自転車のチェーンがあったら買いたいのだ。昨日切れたので、また切れるかも知れないから。もう寿命なのかもしれない。 しかし、チェーンなんかなかなか売ってない。フォーマックにも売ってなかった。店をウロウロしていると、ミニランタンを発見。 前々から欲しかったのだ。LEDのランタンだ。LEDだと電球が切れる事も無いし、電池の寿命も豆電球よりもずっといい。 980円だったので買うことにした。ただ、そのランタンに使う電池が単4電池3本という中途半端な数と大きさなのだが。
 地球岬でそうとう疲れてしまった。予定では、洞爺湖まで行くのだったが、変更してアルトリ岬にあるキャンプ場へ行く事にした。 いまから洞爺湖に行くと多分着くのは日没後だ。洞爺湖に行くのは明日にする。室蘭から、R37でアルトリ岬に向かう。 少しだがアップダウンがあり苦しい。しかし、ここ3日位前からライダーの数が激減した。皆夏休みが終わるので帰ってしまったのだろうか。 走っていて手を挙げられる回数が減って寂しい。八百屋さんで道を聞いてアルトリ岬にあるキャンプ場に到着。17:40頃だった。 今日はゆっくり寝れそうだ。今日は晴れなので岬から綺麗な夕日が見れた。久しぶりの夕日だ、
 明日は洞爺湖だ。頑張るそぉー!    








地獄谷

地球岬