本日のデータ
日付8月 7日(水) 天気曇り時々晴れ
旅日数68日目 体調良好
寝床羅臼温泉野営場 現在地北海道羅臼町
移動 知床野営場ーカムイワッカ滝の湯ー知床峠ー羅臼温泉野営場

走行距離31.39km 総走行距離3662.5km
走行時間02:11 平均速度14.3km/h

カムイワッカ知床峠で再会
 昨日はやはり夜に雨が降ってきた。
5:30起床。雨はすっかり上がっていた。昨日まではカムイワッカに自転車で行くつもりだったのだが、 掲示板や、メールで「自転車では相当ツライ」という事を聞いており、少し怖じ気づいていた。 とりあえずシャトルバスのターミナルに寄って状況を聞く事にする。
準備をして7:10頃出発。シャトルバスの出発地点である知床自然センターに寄る。 職員に、「自転車なら行けるんですよね?道は結構厳しいですか?」と聞くと、 「自転車でなら行けるけど、7回パンクした人や、帰りに嫌になって頼み込んでバスに積んで帰ってくる人が居るよ」 と言われ、「じゃ、バスで行きます」。・・・と言うことで、バスで行くことに。値段は往復で1180円。高いよーボッタクリだー。 と思いながらも払う。8:20バス出発。車って素晴らしいと思いながらカムイワッカの滝に到着。途中、鹿が何頭も見れた。 カムイワッカの温泉にはいるには20分程沢登りをしなければならない。沢登りをするのに普通の靴では危ないという事で、 ワラジを500円で貸し出している。自分の靴は沢登用の靴なのだが、2ヶ月の酷使で靴の裏は殆どツルツル。 これじゃ危険だと思い、ワラジを借りる。痛い出費。しかし、ワラジは素晴らしい。全然滑らない。500円をケチって 靴や裸足で登ってる人を次々に追い抜いた。10分で温泉に到着。おぉー人気があるだけに混んでいる。しかし、 自分の入る温泉はココでは無い。更に上に登ればもっといい湯があるという情報を複数の人から聞いていた。 更に登る。急な斜面があるが頑張る。遂に着いた。15メートルはありそうな滝の滝壺。下の滝はあれほど混んでいたのにココは誰も居ない。 早速水着に着替え入浴。深〜い。足が着かない場所もある。湯加減は丁度良い。もの凄く気持ちいい。 滝に打たれて天然の打たせ湯を楽しむ。この温泉の湯は酸っぱい。水しぶきが目にはいると痛い。口に含むと お酢を薄めたような味だ。暫く泳いだりして楽しんでいたら、上から人が降りてきた。まだ上があるのか?と思い、聞いてみると、 もうこの上は入れるような場所は無いとのこと。うん。やっぱりここが最上階だ。暫くお湯と戯れる。ああ、気持ちいい、楽しい。 ここの滝壺まではなかなか人が来なく、最大でも4人しか居なかった。下の方の滝壺には20人は軽く居た。 十分カムイワッカを堪能し、バス停まで沢下り。これが怖かった。よくこんな断崖を登ってきたなー、どうやって降りよう。 と思う場所が幾つかあった。なんとかワラジのお陰で無事降りられる。あー楽しかった。 バス停付近まで行くと丁度バスが着ていたので走って乗車。次はバスで知床五湖へ。名前の通り5つの湖があるのだが、 熊出没に付き2つの湖しか見れなかった。残念だが仕方ない。取りあえず2つの湖を見て回った。 自転車を置いてある自然センターに帰るためのバスを待ってる間、おじいさんチャリダーと少し会話をして、 バスが来たので自然センターへ。自然センターですこし休憩して、さてどうしよう。お風呂に入っちゃってもう走る気が 無くなってしまった。昨日のキャンプ場へ戻ろうかとも考えたが、まだ14時頃だったので時間が勿体ないと思い、 峠へ。登り10キロの峠。かなりキツイ。お昼ご飯を食べてなかったのでスニッカーズを頬張る。 登ってる途中、前に見覚えのあるチャリダーが峠を登っているのが見えた。昨日のジョーカスさんだ。 追い抜くとき、「カムイワッカ」行きました?と聞くと「イキマシタ。スバラシイトコロデシタ。」と。オススメして良かった。 「頂上で会いましょう」と言って追い越した。約1時間くらい掛けて10キロの峠を登りきった。あー疲れたぁー。 峠は霧で、風が強く凄く寒い。綺麗な景色が見れないのは残念だった。天気が良ければ国後島が良く見える 筈なんだけど。。。10分程待ってたらジョーカスさんが着た。「お互いお疲れ。」と握手を交わす。電話番号を交換し、寒いので 早々に二人で峠を下る。峠を越えれば羅臼町に入る。下り始めた途端、天気が変わった。霧も晴れ、暖かい。 峠の向こうとこっちではこんなにも天気が違うのかと驚いた。羅臼岳も国後島も見れた。 ジョーカスさんは羅臼のホテルに。自分は羅臼のキャンプ場に行く。本当はちゃんちゃん焼きが食べ放題のライダーハウス に行こうと楽しみだったのだが、カムイワッカへ行くのにバスを使ってしまったのでこれ以上お金は使えないと思い、 断念。ジョーカスさんとガンガン下っていると、キャンプ場発見。先を走るジョーカスさんに、「ジョーカス、キャンプ場ここだから」と 叫んだが、気が着かないで行ってしまった。ちょっと悲しい別れ方だった。また何処かで会えるといいな。
 キャンプ場へ行き、テントを張って、温泉へ。このキャンプ場の最大の利点は目の前に無料の温泉、熊ノ湯がある事だ。 温泉へ行き、入浴。ここの温泉は地元の漁師さん等も多く居て、マナーの悪い人は怒られる。湯が熱いのだが、 水で薄めようとすると怒られるのだ。別にただ怖い人でなく、話をすると面白い人たちだ。熱くて入れない人が居ると、ここの温泉は熱いのが特徴なんだ。 頑張って入れ。と、みんなに言っている。確かに熱い湯だが、子供の頃から熱い風呂に入らされてる入ってる 自分には全然平気だった。体も洗い、さっぱりした。峠越えで汗かいたからスッキリできた。 キャンプ場に戻り、夕飯を食べて、20時頃に寝た。今日はなんか楽しい日だった。








カムイワッカに入るオイラ。 立ち泳ぎ中。

知床峠を越えて