本日のデータ
日付6月13日(水) 天気晴れ
旅日数13日目 体調良好
寝床行合崎野営場 現在地青森県深浦町
移動 道の駅みねはまー岩館ー黄金崎不老不死温泉ー行合崎野営場

走行距離69.45km 総走行距離946.6km
走行時間4:02 平均速度17.1km/h

青森突入
 昨日は日記更新後嬉しいことがあった。休憩室が9時までという事で暇だなーとテレビを見ながら 服や靴下を乾かしていたら、一組の夫婦が来た。こんにちは。と言うと、向こうから話しかけてくれた。 表に停まっている自転車をみて、自転車で旅をしているの?と。すごい言葉が訛っていて、 理解度は20%位だったのだが、話をしているうちに自分の耳が慣れたのか、それとも向こうの話し方が 標準語に近くなったのかは分からないが理解度は80%位にアップ。何でもその夫婦も良く、ワゴン車で 日本中あっちこっち行っているらしい。高知は良かったとか、甲府は富士山がきれいだとか、 この道の駅の良いテントポイントなどなど、色々な事を教えてくれた。 そして、2時間くらい色々と話しているうちに夕飯食わしてやろうか?と言ってくれた。夕飯は既に買っていたが、 もちろん有り難く戴く事にした。ご飯はどうするのかなと思ったら、なんとこの夫婦、道の駅のコンセントを使って 電気釜でご飯を炊いているのだ。自分の携帯の充電なんかこの夫婦に比べたら可愛いものだ。 その道の駅の電気で炊いたご飯と、オカズはお刺身と、フグの味噌汁だ。旅始まって以来の豪華な食事だ。 一緒に食べたかったのだが、その夫婦は車の中で食べると言うので、自分は休憩所で食べた。もちろん すごく美味しかった。これからまだどこかに行くらしく、「気を付けてね」と言いその夫婦は車で去って行った。 本当にありがたい。そして嬉しかった。その後、教えて貰った所にテントを張り、直ぐ眠った。 ちなみに、教えて貰ったテントポイントは、雨風は完全に防げる暖かい場所なのだが凄く人目に付く場所で、夜中でも テントの中で本が読める位明るく、そして トイレのすぐ近く。夜中、何回かトイレに行く人の足音で起きてしまった。しかし、この日はとても寒かったので 暖かい場所にテントを張れたのは凄く助かった。雨に降られ少し暗い気分になっていたのに、この夫婦のお陰で、 むしろ、雨の中走ってここに着て良かったとさえ思った。
 朝5:30起床。いつも通りの時間だ。夜中何回か起きたが、あの明るさの中、かなりよく眠れた。 今日は朝からいい天気だ。天気予報は当たった。速攻テントを畳み、朝食のパンを食う。 朝食を終え、一応今日行くキャンプ場に電話をしてみた。すると、地図には200円と書いてあったが 今はキャンプの時期で無いので、無料で自由に使っていいという事だ。ラッキー。 天気が不安定なので今日は、何としても行合崎野営場に行くつもりだ。キャンプ場なら連泊も苦にならない。朝テントを畳む必要も無いし。 少し早いが、7時に出発。途中、道の駅はちもり で白神山地から湧き出る「お殿水」を飲む。冷たくてとても美味しい。 2つのボトルに詰め出発。その道の駅を出発して直ぐに青森県に入った。実は青森に来るのは今回で2回目。 1回目の時は、3年前の夏で高校時代の友達と青春18切符を使って岩崎村の当時「陸奥黒崎」という駅 (今は駅の名前が変わって「白神岳登山口」という名前になった)から白神岳に登りに行ったことがあるのだ。 その時は夏休みだったので、近くの小学校にテントを張って泊まったのだ。懐かしい場所だ。 その旅の時、近所の売店(確か、工藤商店という名前)のおばさんにとても親切にして貰ったので、そこに行ったら挨拶をしようと決めていた。 R101を走っていると見覚えのある所に着た。岩崎村に着いたのだ。景色の何もかもが懐かしく思える。 早速そのお店に行くが、居たのはその家の娘さん。おばさんは、働きに行っているそうだ。残念。会えなかった。 直ぐ出発するのも何だか味気ないので。海に出て10時だったがお昼ご飯を食った。昨日の夕飯になる筈だったお弁当だ。 そのお弁当を食べた海も懐かしい。3年前、素潜りでウニを5,6匹捕まえて食べたのだ。あー変わって無いなー。 と思いながら食べた。昼食を食い終わり、出発。もう少し感傷に浸りたかったが、仕方がない。
 途中、温泉があったので時間に余裕があった為、不老ふ死温泉に入浴(600円)。底が見えない程真茶色のお湯だった。 ちょこっと舐めてみると、鉄の味がした。温泉を出て、少しまったりとしてから出発。 折角風呂に入ったのに直ぐ汗だくになってしまった。ここ、行合崎野営場に着いたのは16時頃。 水道・炊事場・トイレはあるが、炊事場の水が出ないのでトイレの水を使うことになる。しかも、トイレは結構遠い。 あんまし居心地は良くない。明日の天気は晴れのち雨。このキャンプ場に連泊する積もりだったが、明日朝から 良さそうな天気だったら、もう少し北にある、屏風山の家というキャンプ場に行くかもしれない。260円という事で、 有料だが、安いからまぁいいだろう。それに、管理人のおじさんも居るらしいので一人よりも心強い。 明後日と、明々後日は、雨のようだ。ここか、屏風山の家のどっちかに連泊する事になるだろう。 ああ、梅雨は嫌だ。天気に左右されずに走れた頃は幸せだったな。







お殿水

行合崎からの眺め